2004年12月
2004年12月23日
おおた慶文 さん
元々、いわさきちひろ さんのイラストが好きでした。電車の中で 優しく暖かい感じが似ているイラストが目に入っていたとき、でも何か違うなぁ〜と興味を持ったのが、おおた慶文さんのイラストとの出会いです。そのイラスト展の案内を見て、行くしかないと決めました。その日の予定を変更して友人と上野の百貨店で開催されていたイラスト展に行きました。
実際に拝見した作品は、タッチはちひろさんに似ているのですが、モデルさんの年齢がもう少し大人。ちょっと時々憂いの表情を見せる少女? そう、ちひろさんの描かれる子供に対して、美少女と呼ばれるぐらいの年齢のモデルさんがメインでした。会場では、やはり男性は殆どおらず、女性ばかり。こういう美少女画でも女性に感心あるんだぁ〜と思ったことを記憶しています。オリジナルは買えないので、複製画を何枚か購入。地元の額縁屋さんで額装して頂いたところ、「男性でもこういう可愛い絵、お好きなんですね。」と言われました。(笑)
おおた慶文さんは、元々はインテリアデザイナーだったようです。独学で絵画の勉強をされ今では、美少女画が有名になられました。色々なイラストを拝見させて頂いたのですが、僕が最初に感じた ちひろさん との共通点 というものは、確かにあるようです。上の作品は、少し少女と子供の中間ぐらいの感じですが、下の作品にもあるように小さな子供のイラストが、暖かくて優しい ちひろさんの作品と同じ匂いがするんです。だから僕が惹かれたのかなぁ〜と。
展示会場や、額縁屋さんからは、男性ファンは少ないのかなぁ〜と思っていたのですが、そうでないことに、ある日気づかされる出来事がありました。自宅の1階に複製画ですが『気流』というタイトルの作品をかけていました。ガスの定期点検で来られた検査員の男性が、この絵に気がつくと「この『気流』 好きなんですよ。おおたさんの描くイラストは優しいからみんな好きなんですけど。特にこの横顔がいいです。お高かったでしょ?」 イラストのタイトルまでおっしゃられたことにびっくり。(僕は、このとき知りませんでした。(笑)) そして、大好きな作品の中でも上位に入る『気流』が好きと好みが重なったことがおかしくて。
おおた慶文 (少女) 2005年度 カレンダー おおた慶文 (子供) 2005年度 カレンダー
おおたさんの作品は、こちらの公式ページからもご覧頂けます。是非、優しい表情に癒されてみてください。
2004年12月22日
美少女画
台湾で大活躍のイラストレーター、陳淑芬さん、平凡さんです。お二人はご夫婦。とても可愛らしい女の子を描かれています。一見するとイラストのように見えますが、最近は、CGで作成されているそうです。日本では、子供画のいわさきちひろさんや、子供画や美少女画では、おおた慶文さんが有名です。陳淑芬さん、平凡さんの描かれるイラストは、少女よりも上ぐらいから大人の女性、男性等、色々とありますが、やはり美少女画が有名だと思います。
ちょっとアニメっぽいところもありますが、現実にいそうでいない美少女。そんな微妙なところが良いのかもしれません。短編のラブストーリーと美しい少女画とのコラボ。ちょっと素敵なドラマの世界へ どうぞ。
他にも2冊、短編ストーリー本が出ています。全てタイトルに色がついているのが特徴です。Yellow―HexAD8C38 と White です。 どれも、そのまま30分枠でドラマ化して欲しいなぁ〜なんて思っています。
この最後の画集だけは、ストーリーはありません。巻末には、インタビューや、CGの作成過程の説明がされています。
お人形撮影に役立つかも?
阿部秀之さんというカメラマンさんが書かれた本です。今日、ご紹介させて頂く本の中で一番、テキストとして完成されている本です。アサヒカメラというカメラ雑誌に連載されていた記事にデジタル部分や、時代で変化した内容を加筆修正された本です。基本から徹底的に解説されているのですが、初心者の方にも分かりやすく、また、上級者の方からみても、なるほど! という新しい発見がある本だと思います。 初心者用の本や、写真教室でよくあるのが、こういう場合は、○○で撮りましょう! みたいな、何でもパターンで分類する本があります。写真というのは、そんなに単純でなく、同じ状況でも、色々な要素をコントロール出来る筈です。そこがきちんと記述されているかどうかがポイントなのですが、この本は、きちんと記述されていました。例えば、ピントの浅い写真を撮るには? という質問に対して、絞りを開ける とか、望遠レンズを使う という記述だけでは駄目です。被写体と背景の距離というのも、とても大切な要素の一つなのですが、これが書かれていない本が多いのです。
阿部さんには、実際にニコン主催のカメラ教室で講義を受講させて頂きました。その時のご説明が、とてもはっきりして分かり易かったこと、また、講義で使われた作例も、とても分かりやすく、色々なカメラ雑誌を読んでおりますが、どこにも書かれていない斬新な説明があって、しかし、それが理論的に納得する形で説明頂いたので、すんなり理解出来ました。とても素敵なカメラマンさんだと思います。
続いて2冊目。
自称 写真機家?という職業に就かれているサンダー平山さんです。カメラマンさんというよりも、カメラやレンズの使い勝手を評価されているカメラマンさんでしょうか?作例として女性のポートレート写真をたくさん撮られている? のですが、とても写真が楽しくて仕方がない ということが伝わってくる方です。サンダーさんは、〜なのだ! という文調で白黒はっきり指摘して頂けるので、とても分かり易いです。この本以外にも何冊も執筆されていますが、全てに共通して言えることは、全て試行錯誤の上で成り立っている理論であるということです。写真の上達するためには、まぐれでも上手く撮れた写真と、駄目だった写真、両者の違いは何かと考え、その推論に対して、実践してみて、結果を検証する。この繰り返しが大切だと思います。それを教えて下さったのがサンダーさんの本です。
よく、プロカメラマンだから、上手く撮れて当然。きっと何百枚、何千枚も撮った中から上手く撮れた写真をピックアップしているに違いない。僕も昔はそう思っていました。しかし、何も考えていない方が幾ら撮ったって、同じ写真しか撮れないし、被写体が女性だった場合、撮影自体も一人の作業ではなく、相手があってのことなのです。如何にリラックスさせることが出来るのか、相手のモチベーションを高くすることが出来るのか。それもカメラマンの腕なんだと思います。(勿論、人間性も大切ですけど)
というわけで、この本は、写真が好きになりたい。または、楽しくなりたい。 という方にお薦めの本です。
最後の3冊目は...
おしゃれなポートレイトの撮り方―誰でも目指せるデジタル一眼レフ、「スナップ」以上の写真の技術!
魚住誠一さんというファッションフォトのカメラマンさんです。カメラやレンズの製品レビューも執筆されています。元々、ミュージシャンとして活動されていた方なので、リズム的な感性が優れた方なのだと思います。この本は、写真の解説本というよりも、カメラマン、メイク、スタイリスト、モデルの4者のコラボレーションで、そのときの作品を振り返ってみて、座談会のような感じで収録されています。僕自身も以前、それに似たアマチュアの写真サークルを主宰していたことがありましたので、その楽しさは分かります。ただ、アマチュアサークルでは、資金的な問題であまり凄いことは出来ず、そこはちょっと羨ましい内容なんですけど。女性から見てもかわいいと思える写真は、どう撮られていたのか? そんな疑問が少し、謎解きされているような本です。ただし、写真のテクニックや基本を説いている本ではないので、どなたにもお薦め出来る内容ではないと思います。本で使われている用語も、写真の世界のものから、アパレル、出版業界...といったものが、何の解説もなく出てきます。ただ、今までに存在しなかったタイプの本ですし、少し自分の知らない世界を覗いてみたい という願望は叶えられると思います。
2004年12月21日
プーリップにも、いよいよプチっ子登場!
オリジナルのプーリップって、やはりブライスをかなり意識したドールだと思うのです。他には、COCOドールとかも同じ路線なのですが、プーリップが成功している理由は、天使の羽 本館でも何度かコメントさせて頂いているように、絶えず改良をしているところにあると思います。また、プーリップのキャラがとても個性を持っていること。同じお顔の筈なのに、髪型、目の色、メイクがガラッと変わるから、幅広い方に受け入れられているのかもしれません。
そんな大人気のプーリップですが、買い逃してしまった限定プーリップがあります。それが着ぐるみタイプのレプロットで、ジュンプランニングさんのサイトで存在を知った時には、時既に遅し状態でした。オークションで探してみても、とても高価になっていて、お迎えは諦めるしかありませんでした。でも、その限定モデルがプチっ子として登場することが決まりました。目は固定のようですが、ボディーは稼動するようです。ちょっとオリジナルとは雰囲気が違うのですが、お迎えしちゃうしかないかも?
同時に2体、プチっ子が登場します。(正式には、プーリップもブラッツと一緒でリトルと言うらしいですが敢えてプチっ子と呼びたいです。だってプチっ子の方が可愛いから(笑))
でも、一番可愛いと思うのは、やはりレプロットですね。
黒猫バージョンもオリジナルがいましたね。初期プーリップ。あの頃は、プーリップが成功するか微妙でした。これほどブレイクするとは。
2004年12月20日
久米小百合さん
79年、デビュー曲「異邦人」が爆発的なヒットをしたシンガー・ソングライターといえば、久保田早紀さんですね。最近では、ZARDがカバーされたので、久保田早紀さんをご存知ない方も、「異邦人」は聴かれたことはあるのではないでしょうか?
久保田早紀さんは、結婚され引退されました。教会で賛美歌を歌われていると噂では知っていたのですが、まさか、再デビューされていたとは知りませんでした。それが上記アルバムです。早速注文してみたいと思います。
それとレコードで持っているのですが、久保田早紀時代に発売された曲も素敵です。個人的には、「ピアニッシモで…」という曲が好きなんですけど、どれも透明感のある歌声が魅力的です。
2004年12月19日
単純にファンだからという理由で
昔のアイドル全盛時代は、今のモー娘のように多人数グループというよりは、結構一人で頑張っている方が多くて、ねじり鉢巻の親衛隊がついているといったスタイルが定着していたように思います。ちょうど、本田美奈子さんがデビューされた頃も、たくさんのアイドルさんがいらして、みんな夢中になっていたのですが、僕は、ちょっと冷めた距離を置いていました。だって応援したって何も伝わらないし。(笑)
学生だった僕は、よく、あるカメラ雑誌の編集部に遊びに行っていたのですが、当時のカメラ雑誌の巻頭には、何故かアイドルのポートレートが掲載されていて、ちょうど、遊びに行っていた日に、本田美奈子さんの撮影がされていたのでした。まだデビューする前だったと思うのですが、編集の方の計らいで、数分だけお話と握手をして頂けて感動しました。お顔が小っちゃくて、まるでお人形さんのような本田さんが可愛くて、すぐにファンになったのは言うまでもありません。歌もお上手だったのも、ファンになった理由です。今も、CDは全て購入しているのですが、最近は、ミュージカルでご活躍されていたり、アニメソング(ナージャ)を歌われたりしています。
そんな本田美奈子さんのデビュー20周年を記念して、CD6枚+DVD1枚の計7枚組のスペシャル・ボックス仕様が発売されました。はっきり言って、CDは全て持っているのですが、このDVDだけがとても欲しい。限定盤とのことでしたので、お高いのですが、注文してしまいました。(泣) the Cross (愛の十字架)のプロモが観たいんです。
僕が、写真に興味を持つきっかけになったのも、本田さんと直接お会いしたことから始まっています。きれいな女性を美しく撮りたい。当時は、カメラ雑誌の編集部に遊びに行くといっても、撮影することよりも、カメラというメカに興味持っていただけでしたので、僕の中では、ある意味、転機となりました。
そうそう、本田美奈子さんのアイドル時代しかご存知ない方のために、お薦めなのですが、JUNCTIONというアルバムに収録されているアマリアは切なくていい曲ですよ。とにかく、アイドルとしてではなく、歌手として声量たっぷりの歌声には、感動出来ると思います。
下の『M’シンドローム』は、85年発売1stアルバムです。TEMPTATION(誘惑)は、新人賞総なめしていましたね。
クリスマスプレゼント(知育玩具)
クリスマスも近くなって来ましたね。この時期、大人も何だか楽しいのですが、子供はもっと楽しみにしているものがあります。そう、サンタさんからのプレゼント。僕が何歳までサンタさんを信じていたかは記憶にないのですが、サンタさんはいないと思うきっかけは、鮮明に記憶しています。あるとき家の中で遊んでいたら、押入れの中に見知らぬ車の玩具を発見。そのまま黙っていたら、クリスマスの朝、枕元にサンタさんからのプレゼントとして、置手紙と一緒にありました。
サンタさんである親御さんからすれば、何をプレゼントしよう?と色々と悩みますよね。どうせなら、何か役立つものがいいなぁ〜と考えていくと、知育玩具というものも、選択肢に入ってくると思います。
1歳になる姪っ子に何かないかなぁ〜と探していて見つけたのが、おせわせんせい もぐもぐうさちゃん なんですが、色々とおしゃべりするそうで、食べ物についての学習を、ぬいぐるみとの会話を通じて学習出来るようです。食べ物に異様に興味を姪っ子には、ちょうど良いかも。
2004年12月18日
ドーリィ*ドーリィ 最新号
Dolly*Dolly も、もう6冊も出ているんですね。ちょっと感慨深いものがあります。女性向けのお人形総合誌って、確かこのドーリー*ドーリーが初めてではなかったでしょうか? 第一号を拝見したときに、編集されている方が本当にお人形が大好きで、とても大切にされている気持ちが伝わってきて、感動したことを覚えています。
さて、今回の特集は、「女の子はみんな、お姫様!」と題して、お姫様がたくさんご紹介されています。ブライス、オリジナル、ベッツィー、momoko ...etc。
特にリカちゃん、ジェニーは、誌面をさかれています。あっ、どこかでみたお顔。ドーリィ*ドーリィ 雑誌限定のモモリータ オリジナル リカちゃんも登場しています。(実はこの子もお迎えしていたりするのですが、本館でのご紹介がまだでした。) 別のモモリータ リカちゃんもご紹介されていますが、いいですね。リカちゃんは、あまり興味が無かったのですが、73〜75頁のリカちゃん達は、とてもお洒落で好きです。
あと面白かったのは、来年4月以降に発売が予定されている新生momokoシリーズのご紹介コーナー。インディー時代は、大変な人気でとても購入出来なかったのですが、モンチッチで有名なセキグチさんから、約半額の7800円(税抜)で発売されるとのことです。もう一部のネットでは、予約受付が開始されています。企画監修は、ペットワークスさんがされるとのことですが、ボディーは、オリジナルとは違います。ゆくゆくは、オリジナルボディーの開発を予定されているそうですが、今は、COCOボディーを採用する方向だそうです。
えっ!? COCOボディー。 頭が変わるだけで大分、イメージ違いますね。(笑)
玩具とCGの合成
デジラマ合成テクニック―パソコンで作るデジタル合成ジオラマの世界
本館の天使の羽にあるHERO DOLLというコンテンツの中では、ソフビや食玩、それにリアルなS.I.C等を使って、CG合成して遊んでいます。このコンテンツの意図は、中々使いこなせないフォトショップの機能を、少しでも覚えていこう! という勉強の意味合いが強いのですが、如何せん独学なものだから、上手い方のテクニックを知りたいなぁ〜と、ずっと思っていました。この本は、そんなテクニックが丁寧に紹介されています。しかし、こういう遊びをしている人って、一部の人だけだと思うのですが、アスキーさん、よく出版されましたね。それともかなり需要があるのでしょうか?
個人的には、爆風の作り方や、スピード感を表現するのに遠景と近景でブレ幅を変えるといったテクニックが、言われてみれば当たり前なのですが、非常に参考になりました。それにしても、皆さん、凄いです。