2005年06月25日
どうして成功しなかったのか?
今日、ウルトラマン ネクサスの放送が終了しました。打ち切りが決まったぐらいから、しっかり観るようになって。(笑) 何だか微妙な心境です。ウルトラマン ネクサスは、劇場版のウルトラマンを第一の適格者〈デュナミスト〉として描き、TV本編の姫矢准、千樹憐、そして最終回の凪、孤門と光が受け継がれていく構想は、とても壮大なものでした。
制作者のメッセージも良く伝わってきたし、熱くなれる特撮番組だったのですが、最初の方の放送が良くなかったのでは?と思います。平成仮面ライダーの影響を受けてか、色々な謎を散りばめて、少しずつ明らかにしていくスタイル。でも、その伏線が奥深くなかった。孤門の葛藤を長く描きすぎたため、仮面ライダーのブレイドの橘さんほどひどくはないにせよ、感情移入(共感)出来ないスタートになってしまったのかなぁ〜と。それと設定としては面白かったのですが、メタフィールドという隔離した世界での戦闘は、ウルトラマンの醍醐味でもある巨人が市街地で戦闘するといった要素を排除することになってしまいました。後半の市街地での戦闘シーンをみて、改めて感じました。あとは、ストーリー的に昔ウルトラマンに憧れた今の大人たちをターゲットとしたのであれば、発売されていたキャラクター商品が失敗したかなぁ〜と。子供に受け入れられないウルトラマンで変身アイテムを発売しても、誰も購入しないでしょう? また、決定的なのが、ウルトラマンがあまり強く描かれていないからかなぁ〜。弱いヒーローに子供は惹かれないと思うので。
でも、最後まで見終えたとき、結構良かったと思いました。ただ、もっと化ける可能性があっただけに残念です。もし、DVDで打ち切りでカットされてしまった放送分が復活するのであれば、是非、購入したいと思います。
個人的には面白かったネクサスなのですが、ネクサス(絆)が次のウルトラマンマックスに引き継がれなかったのが残念です。こういうシリアスタッチのウルトラマンって、昔もセブンであったし、ウルトラマンレオでも孤高のヒーロー描写はありました。制作側が平成仮面ライダーのクウガのように、新しいことにチャレンジされていた作品だけに、視聴率が低迷だったという理由だけで、次のシリーズのウルトラマンマックスで完全否定してしまうのも、悲しいなぁ〜と思います。制作費が無いことには仕方ない現実があるのですが、本当に、もっと化けられる作品だったと思うので、残念なんです。
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この記事へのコメント
ネクサス、製作側がこだわって作っているのは分るものの、ガイア(平成シリーズ3作目)のように、録画してでも見たい!とはあまり・・・でした。(すみません)
やっぱりヒーローものは大人も、もちろん子供も一緒になって楽しめるシンプルな魅力なりカッコ良さを持ち合わせて欲しいです。
でも、打ち切りも勿体無いようなまだ早いような気もしてしまいます。。。
ところで暫く前から、うちのちびの一番のヒーローは轟鬼さんだそうで、毎日紙で音錠やらなにやら作っています。今もです(苦笑)
もし成功していたら、劇場版の第二弾があったかもしれないのに。
打ち切りが決まった以降の内容が良かっただけにとても残念です。
轟鬼さんがヒーローですか?
でも分かるような気がします。
変身シーンも雷がかっこいいし、あの音錠の弦を弾いたときの三味線のような音色も好きです。
さわやかでいて、熱血漢なところもトドロキさんの魅力ですね。
最近は、ちょっと響鬼さんの活躍シーンが少ないのが残念です。