2005年09月11日
響鬼 セカンドシーズン リカバー終了？
劇場版も、三十之巻の響鬼も嫌いですけど、劇場版の主題歌「Flashback」は、イントロの部分が哀愁をおびていて好き。和楽器を使っているところも、響鬼という世界観に合っていると思います。このCDには、RIDER CHIPS バージョンも収録されているのですが、Rin’feat.m.c.A・T バージョンの方が響鬼らしいと思います。
さて、三十一之巻 「超える父」 ですが、リカバーり出来たのでしょうか？ 人それぞれ感想は違うと思うのですが、明日夢くんのお母さんとのやりとりだけは、良かったような気がします。母の優しさを感じられたし。「俺、父さんのこと好きでいいのか？」という質問に「当たり前でしょ！あたしが惚れた男なんだからねぇ〜。」という会話は、ほんと良かったです。少しでも良いと思えた部分があったのは、前回の放送と比べると救いがあったかも。 まだまだ、リカバリー終わっていませんが、これからの響鬼も見ていこうと思いました。
でも、やっぱり桐矢京介というキャラクターは、不要だと思います。今回のストーリーの中でも、かき回すだけの存在で、明日夢くんと父親のエピソードを描くとしても、もっと別の導き方があると思います。あとは、もう少し、父と息子の接点を大切に描いて欲しかったです。第三者の会話の中だけで登場する父。レストランの光景で少し登場していましたが、あれでは、今までの響鬼の丁寧な描写には程遠すぎます。セリフだけで全て説明されても．．．。 威吹鬼さんも扱いが不当過ぎ。大なまずを倒したときの傷ついても、戦い抜いた威吹鬼さんは、どこに行ったのでしょう？
本館の天使の羽のLOGコーナーでもコメントしておりますが、そこから再掲です。
今回の響鬼に対して思ったことを．．．。
井上さん脚本、白倉プロデューサーコンビに代わっての二回目です。
一応、響鬼という作品は、二話完結のような感じですので、
前回だけで判断するのはやめようと思い、今回も見ました。
二十九之巻までの響鬼ティストが残っているか、そこがポイントです。
結論、気になる箇所はたくさんあるけど、まだ良かったかな？
特に明日夢くんとお母さんとの会話良かったです。
犬小屋を完成させて、帰途についた明日夢くんを迎えに行ったお母さん。
あのお母さん、少しミーハーなところもあるけど、心が大らかで優しい
部分が好きでした。
だから、そこが変わっていなくて良かったです。
セリフの一つ、一つも違和感が無くて良かった。
さて、感想はそこまでにして、今回の響鬼について検証したいと思います。
今回からちょっと内容を変えまして、こうしたらもっと良かったのでは？
といった内容も含めたいと思います。
�ゞ楊雉�介（あく抜き草加） はいらない。
前回、明日夢くんに対して「君ってつまらない人間て言われない？」
と言っていたつまらない京介くん。
今回、「君に謝りたいことがある。君のことつまらない奴っていった
ことさ。俺の勘違いだったみたいだ。どうやら長い付き合いになりそうだ。君と。」ですって。
それって、ヒビキさんと知り合いだから、つまらない人間ではないと
いうこと？
何だろうなぁ〜、こういう発想って。
しかも本人に無断で、他人の部屋に入り込んで、調べていたようだし。
自分の言いたいことだけ主張するようなキャラクター。
明日夢くんの良さは、対照的なキャラクターを登場させなくても
十分伝わっていたのですから。
準レギュラーにすることないと思うのですけど。
彼がいなくなるだけで、大分、響鬼らしさが戻ると思います。
「響鬼か……。お前はいずれ、おれのものになる。」 この最後のセリフ
謎めいた人物としたいのでしょうか？
でも、ほんと、彼は響鬼の世界には不要なキャラクターですから。
��威吹鬼 可哀想（あきらも．．．）
魔化魍カシャと響鬼が戦っているときに、全く戦闘に参加しない威吹鬼。
今までの響鬼では、鬼同士のチームワークが見事に描かれていました。
魔化魍カシャを強い存在としてアピール（でも成功しているようには
見えないですけど）するために威吹鬼を使うのはやめて欲しいです。
大なまずに手傷を負いながらも、単身立ち向かった威吹鬼と同一人物とは
思えません。
それに、あきら の席が桐矢京介くんの席になってしまうなんて。
何の説明も無しに、劇場版での扱いも別キャラクターでしたけど、
不当だったような気がします。ほんと、可哀想。
�Ｋ皺薯灰�シャ が何故強く見えないのか？
魔化魍の怖さって、童子、姫の存在にあると思います。
彼らの存在があるからこそ、怖さもアップ。
それと、洋館の男女がとても強そうな魔化魍であることを言っていても、
猛士側での分析もされていないためか、何だか、たいしたことのない
魔化魍のように感じてしまいます。
たちばな が忙しいこと、おやっさんと日菜佳が風邪をひいているから
といっても、猛士本部と連絡とっているわけでもないし、ヒビキさんには
店番優先という始末。
だいたい都心に現れた魔化魍ということは、それだけ人類に危険が及ぶ
可能性があるわけで、今までのおやっさん達だったら、行動パターンも
違っていると思うのです。 何か変。
�ぅ札螢佞世韻埜譴蕕譴詭斉�夢くんの父
響鬼という作品では、今までも、セリフでの説明描写の場面がよく
ありました。
でも、それは魔化魍対策だったり、猛士という組織についてだったりした
世界観を補完するための目的に限られていました。
しかし、今回の明日夢くんの父に対しての描写。
全てが第三者の会話から知るなんて、しかも日曜出勤して、現場で怪我を
して、病院に運ばれて、途中退院して家族との約束のレストランでの食事
だなんて。
部下から慕われる、自ら行動する責任感のある人物で、家族思いといいた
かったのかもしれませんが、逆にその行動自体が迷惑になっているような
気がします。
明日夢くんが、その父の行動を追いかけられたのも不思議。
探偵でもないのに。
ちょっと非現実的過ぎ。
作りかけの犬小屋の意味も分かりませんでした。
明日夢くんが完成させたことが 「父を越えたこと」になるのでしょうか？
今回、父と息子というよりも、母と息子といった内容でした。
それはそれで良かったのですが、もう少し明日夢に対する父の直接的な
やさしさみたいなものがあったら。
もっと良いお話になったと思います。
そうそう、父を探しに行くきっかけとなったヒビキさんとの会話。
あのときのヒビキさんのセリフにもヒビキさんらしさを感じられません
でした。
なんで、他人がそこまで言うのか？
「少年はさ。まぁ、おふくろさんの気持ちを盾にして、おやじさんに
合うことを避けてきた。そんなところかな？ まぁ、これは俺の感だけ
どね。」
このセリフです。
俺の感だけど と言葉を誤魔化していますけど、ちょっと今までのヒビキ
さんだったら、言わないセリフだと思います。
ヒビキさんは、明日夢くんの繊細さを知っているわけですから。
一方、その後に続くセリフは、ヒビキさんらしかったです。
しっくりきました。
「少年。思い切って会って見れば！
自分の目で確かめて、現実をみれば、何か新しい答が見つかるって。
考えて迷うなら、行動するしか無いだろ？」
ヒビキさんって、進むべき道を示す手助けをしてくれます。
自分だったら、こう行動するみたいな感じで、でも最後の決断は
自分自身で決めなくてはいけない ．．． そんな感じで接してくれる
大人なんです。
�ダ�作中の魔化魍
女：「新しい魔化魍は上手く動いているみたいね。」
男：「うん。もうすぐ、こいつらも完成する。」
う〜ん、新しい魔化魍というのは、カシャのことを指しているのですが、
どこが上手く動いているのか、今までの魔化魍と違うのか良く分かりません。
猛士対策本部の描写は、削ってはいけないのです！
（桐矢くんの描写は、ほんといりません。）
響鬼の世界観をきちんと説明する要素は、省略してはいけません。
でも、次回以降、少しだけ面白くなるかも？
予告に登場した童子と姫。
洋館で新たな実験を続けていた成果が現れるようです。
スーパー童子＆姫。
男女にそっくりで着物のような派手な衣装をまとった二人は、無邪気な
声を上げ、洋館にいる黒や白のクグツ達に言います。
「人員整理です」「ごめんなさい」
どうやら、超強力な童子＆姫が登場するみたいです。
鬼さん達は、どう対抗するのか？
�Δ箸いΔ錣韻如▲縫紂璽▲ぅ謄燹屮◆璽爛疋札ぅ弌次廚�登場します。
もと鬼でもあった、現在は、武器の研究開発をしている小暮耕之助（
演：布施明さん）が登場します。
小暮耕之助が携えた「アームドセイバー」。
誰にでも使いこなせる武器ではなく、鍛えた鬼であっても、変身が
で○○くなるといった結果を招くようです。
扱えるのは響鬼さんだけなのでしょうか？
今までの井上さんの脚本にあった、スーパーアイテムをゲットしたら
強くなっていた といった単純なストーリー展開にならないようですので
少し、ホッとしました。
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この記事へのコメント
確かに今回は郁子ママにだいぶ救われた感じがしますね。
色々と言葉で説明してしまう話の中で、ちゃんと「気持ち」も伝わってくる演技でしたから。
そして桐矢ですが……確かに話を引っ掻き回す役割だけはしっかり果たしてくれてますが(爆)、彼が出てくると、そのエキセントリックな言動によって、「明日夢中心のドラマ」というより、「桐矢のドラマ」になってしまいます。
明日夢を鬼の道に歩ませるなら、あきらでもその役割は十分以上にこなせると思います……
ほんと明日夢ママに救われた回でした。
だから、まだ響鬼って作品が見れるような気がします。
桐矢の存在は、非現実的にしか思えません。
響鬼という作品の今まで構築してきた世界観、裏づけのある設定、色々と考えさせられる言葉の数々。
そういったものをぶち壊すだけの存在でしかないし、今までのリアリティーを壊すだけなんです。
個人的には、明日夢は、最後、鬼にならなくても良かったと思うんです。
何だか、あきら、香須実、日菜佳、おやっさんといった仲間たちの扱いも気になるし、威吹鬼が何も活躍しない状況って何？ 既存のキャラクターを粗末に扱っても桐矢を描くことに意味があるのか分かりません。
ほんと勿体ないなぁ〜と今の状況は残念です。
コルムさんの響鬼に対する熱い想いが記事のそこここに感じられます。
もう29話までの響鬼は戻ってこないでしょう。だとしたら30話以降の響鬼には、今まで培ってきた輝くものを内に秘めつつ最後まではぐくんで行って欲しいと思います。
見栄えは派手になっていっても、多少話は破綻しても、それでもいいところはほんの少しでいいから抱えたまま、最終回まで行って欲しいです。
ＴＢありがとうございます。
こちらもＴＢさせて頂きたいのですが、ライブドアの調子が悪くて今は無理そうですので、後程、させて頂きます。
さてさて、つくづく感じるのですが、明日夢へのヒビキさんの言葉って、細かい違いはあれど、視聴者自身へのメッセージと受け取られていた方が多かったのではないかと。
だから、放送終了後の何とも言えない心地よい余韻があって、布施さんの歌と重なって頑張ろうって気になれたのだと思います。
細川さんご自身もおっしゃっていましたが、ヒビキという人物は、みんなの理想像だと。
それに負けないくらい、明日夢くんの純真な心、直ぐにでも割れてしまいそうな繊細な心、そういう部分があったからこそ、皆さん、どっぷり響鬼ワールドにハマっていたのだと思います。
今回の明日夢くんと郁子ママのエピソード、特にあのタクシーの中での微妙な感情の表情、もう、役者さんの演技力そのものの魅力でした。
この魅力が続くのであれば、もう少し、諦めずに見ようと思います。
ただ、白倉Ｐご自身のブログに書かれているコメントについては、ちょっと人として疑ってしまいました。（泣）
