音楽
2005年05月23日
どっぷり響鬼の世界にハマりましょう(笑)
オリジナルサウンドトラックアルバム 仮面ライダー響鬼 音劇盤
日曜日の放送が終わった瞬間から、次の放送が待ち遠しいぐらいハマっている仮面ライダー響鬼。そのオリジナルサウンドトラックが発売されます。響鬼の世界で、仮面ライダーが扱う武器は、みんな楽器の形をしています。そのためか、BGMの中には、それぞれの武器である楽器をイメージしたものが多いです。また、それぞれの楽器の一流の奏者が奏でられていることも実は注目ポイントだったりします。
このBGMは、楽器、曲の構成、素晴らしい演奏とほんと魅力がたくさん詰まっているのですが、一番聞いていて感じるところは、自然との調和でしょうか? これから本編の放送がどうなるか分かりませんが、自然が多く登場する響鬼にとって、あのどこからともなく聞こえてくる木管のリズム。あのリズムが、とても心地よく、あぁ、人って自然を欲しているんだなぁ〜と、感じました。
オープニングテーマの「輝(かがやき)」は、9バージョン収録されているそうです。その放送の内容にあわせて微妙に変わっていたオープニングなので、幾つかあるのは分かっていたのですが、9つもあったんですね。歌詞がないので、最初はつまらないなぁ〜と思っていたのですが、今では、ああいうスタイル以外有り得ないと思うぐらい好きです。猛士のメンバーの決意、意思、信念、友情...劇中の色々な場面が浮かんできます。
そうそう、ボーナストラックではディスクアニマルの声も収録されているそうです。もしかして、本編未登場のディスクアニマルが判明したりして。今から楽しみです。
2005年04月17日
やしきたかじん さん
機動戦士ガンダムの劇場版、第一作の主題歌「砂の十字架」が大好きでした。谷村新司さん作詞作曲で、どこにもガンダムの文字が出てこない。(笑) TVのオープニングと全く正反対。はっきり言ってガンダムの曲というよりも、谷村さんの曲ですね。当時、この歌い手さんが分からなくて、やしきたかじん さんってどんな方なんだろう?と興味を持ちました。でも、今のようにネットがあったわけでもなし、「砂の十字架」が目茶苦茶ヒットしたわけでもなかったので、ベスト10等の歌番組でやしきたかじんさんのお姿を拝見することもありませんでした。
それから10年以上の月日が流れ、自宅カラオケハウス化計画が進行する中で、ビデオCDといって、今のDVDの前の企画?のカラオケを購入していた時期がありました。1枚のディスクの中にカラオケ屋さんで流れる映像つきのものが10曲入っていました。曲の収録内容は、若者向け、年輩の方向け、アニメソング等、ある程度、固まっていたのですが、中には最新曲のセットみたいなのがあって、欲しくも無いのに演歌が入っているディスクを購入するときもありました。そんな最新曲のディスクの中にやしきたかじんさんの曲「泣いたら負け」「優しい女には毒がある」「東京」といった曲が収録されていました。カラオケって自分が歌わなくても、収録されている映像を眺めているだけでも楽しかったりします。特にビデオCDの映像は、その曲用に作成された映像なので、歌詞とマッチしていました。大体、やしきたかじんさんの曲には、美しい女性が出てきて、男の人に捨てられて、夜の街の中で涙を浮かべている...そんな感じです。(笑) 僕だったら、こんなに美しい人、捨てたりしないのに(笑)なんて思いながら歌うのですが、演歌というジャンルではなく、ムード歌謡といったところでしょうか? 会社のカラオケでは歌えないですね。(誰もついてきてくれないから)
それから、深夜番組の司会者として、やしきたかじんさんを拝見しました。もうびっくり。歌のイメージとは大違い。コテコテの関西人でした。歌い方は、とても賺した感じであっさり大人の歌い方をされるので、東京の方かな?と思っていたもので。(笑)
名曲「砂の十字架」は、こちらに収録されています。他にもZガンダムの「水の星へ愛をこめて」 やZZの「サイレント・ヴォイス」等、僕のカラオケの十八番が収録されています。(笑)
2005年04月08日
優しい声
「サイレント・イヴ」で有名な辛島美登里さんのアルバムのご紹介です。辛島さんの曲で一番好きなのは、83年第16回ポプコンのグランプリに輝いた「雨の日」です。童歌(わらべうた)のようなメロディーラインで始まります。乙女の恋する気持ちを綴った歌詞は素晴らしいです。サビの部分は、いかにも辛島さんの曲です。再収録されていない曲なので、とても貴重な曲です。(ポプコン・スーパー・セレクション ガールズ・コンピレーションに収録されています。)辛島さんは、最初、作家として活動され、永井真理子さんをはじめ、多くのシンガーに楽曲を提供されていました。アーティストデビューされたのは、実は遅い(89年)のです。「雨の日」は、83年の曲ですから、アマチュア時代の曲なんだと思います。とても丁寧でいて、自作詞曲及びのびやかなヴォーカルの辛島節は、既に健在でした。
そんな辛島さんの14作目となるアルバム。忙しさ、殺伐とした時代の中で忘れかけていた大事な人や、自分だけが感じることのできる季節の移ろい、大人になって分かったことや、逆に変わらないこと…そんなことがらが、淡々とシンプルなサウンドで奏でられています。曲を聴いていると改めて辛島さんの繊細さが理解出来たような気がしました。「泣きたいのに」是非、聴いて泣いて下さい。こちらで試聴出来ます。
それと辛島さんのアルバムの中で好きなものをもうひとつ。
哀しくて優しい、そして暖かい。ピアノの旋律と辛島さんの透明な歌声が癒しと涙を誘います。辛島さんのオリジナル バラードアルバムです。恋人を送って、一人帰る車の中で聴いたら泣いちゃうかも。
2005年04月07日
中島美嘉さんの新しいアルバム
「SEVEN」「火の鳥」「朧月夜」「LEGEND」「桜色舞うころ」というヒットシングルを収録したサードアルバムです。中島さんは、「雪の華」を聴いてから大好きになったのですけど、今回のこのアルバムは、ほんと豪華なメンバーが参加されています。そのお陰で色々なジャンルの楽曲集となっており、聴いていると夢と現実の世界を行き来しているような錯覚を覚えます。13曲目として収録されている「ひとり」は、6月に発売予定のゲーム「ドラッグオンドラグーン2‐封印の紅、背徳の黒‐」の主題歌となっています。切なくて胸に沁みるメロディラインは、松本良喜氏とSatomiさんが書き下ろした最新作。どおりていい曲だと思いました。「雪の華」を作られたお二人の曲だったんですね。
2005年04月02日
異次元への招待
昔は、限られてたお小遣いからカセットテープを購入して、ラジオからたくさんの曲を録音したものです。FM放送は、ステレオ放送があったり音質がいいので、FMラジオの番組雑誌を購入して録音する番組をチェックしていました。ラジオの電波をチェックするからか、エアチェックと言っていましたね。
FM放送の番組の中には、毎日、特定の歌手の方を特集する番組があって、谷山浩子さんを知ったのも、そんな特集番組でした。エアチェックした番組を深夜真っ暗な部屋で聴いていると、カセットデッキのインジケーターが幻想的に点滅します。昔のデッキは、インジケーターも凝っていたから、dbのレベルで色が変わって、ピコピコバーが延びたり縮んだり、きれいでした。「SORAMIMI −空が耳をすましている−」 という曲が流れてきたとき、何とも言えない幻想的なメロディーに感動しました。真っ暗な部屋に居るはずなのに、真っ暗森の中にいるような気がしてきて、目を閉じてみると曲で使われている楽器が、森の動物たちの声のように聞こえてきたのです。とても不思議な感じ。音楽を聴いていて心地よくなることはよくあるのですが、幻想的な場面が頭の中に広がったのは初めての体験でした。
それから、何年かが経ち、何気なくついていたテレビから「まっくら森の歌」が流れてきました。直ぐに谷山さんの歌だと分かりました。幻想的ですから。今回ご紹介させて頂くアルバムには、「SORAMIMI −空が耳をすましている−」、 「まっくら森の歌」 そして、もうひとつ僕の好きな曲「ガラスの巨人」が収録されています。歌詞からすると高層ビルのことを言っているのかなぁ? この曲を聴いていると夜の新宿の高層ビル街を車で流しているような情景が思い浮かんでくるんです。谷山さんの曲は、どこかしんみりしていて、切なくて、そして情景が浮かんでくるから大好きです。
2005年04月01日
ヤマハポピュラーソングコンテスト
ポプコン・スーパー・セレクション ガールズ・コンピレーション
一時代を築いた「ポプコン」ことヤマハ・ポピュラーソング・コンテスト。ポプコン出身のアーティストは本当に多いです。中島みゆきさんをはじめ、谷山浩子さん、辛島美登里さん、八神純子さん、チェッカーズ、クリスタルキング、あみん。70年代、80年代は、ラジオから流れてくる曲に夢中だった方も多いのではないでしょうか?
82年のポプコンでグランプリを受賞したのは、あみんさんの「待つわ」でした。女子大生デュオの魅力で、当時の日本は凄いことになっていましたから。(笑) 子供だった僕は、この「待つわ」よりも気になった曲がありました。明日香さんの「花ぬすびと」です。歌の途中で、「ごめんね」という歌詞がしつこいぐらいリフレインされるのですが、どうしてそんなに謝っているのか、また「あなたは私のひざの上 白河夜舟の波枕」という歌詞があるのですが、意味が全く分かりませんでした。ただ、物悲しいメロディー、歌い方、全てが何か気になって仕方ありませんでした。この「花ぬすびと」は、女性から持ち出された別れ歌なんですね。残念ながら、ポプコングランプリは逃しましたが、82年の第13回世界歌謡祭グランプリを受賞しています。明日香さんは、現在、お二人のお母さんとして子育てしながら、歌手活動を徐々に再開されているようです。明日香さんのサイトは、こちらでご覧頂けます。
2005年03月21日
少年よ
仮面ライダー響鬼の初回の放送。オープニングに歌が無いことを知ってびっくり。作品の内容も、途中ミュージカル仕立てだったりして、仮面ライダーという作品の持つ陰の部分が無くなっていて、大丈夫なんだろうか?と心配になりました。そんな響鬼のエンディングで聴いた仮面ライダー響鬼テーマソング「少年よ」は、静かな出だしから、最後は荘厳な曲に。誰だろう? この歌い手さんは。そう思いながら、録画を巻き戻してみてびっくり。布施明さんだったんです。確かに、昔、宇宙戦艦ヤマトの映画「ヤマトよ永遠に」のエンディング曲「愛よその日まで」で歌われていたことはあるんです、ですけど、仮面ライダーに布施明さんとは、びっくり。
最初、少しだけ抵抗を感じていたのですが、前作ブレイドとは違って、直ぐに楽しくなってきました。(ブレイドは、ファイズが僕の中で物凄く良かっただけに、期待はずれだったんです。) 響鬼は、主人公が大人の仮面ライダー。今までの平成ライダーのように我武者羅に行動するのではなく、まわりを気遣い、冷静に、それでいて暖かく迎えることの出来る大人。不器用ながらも、片意地をはらずに、強要するわけでもない、ごく自然な優しい言葉は、色々と悩める明日夢くんにとって、大切な存在であることは間違いありません。
そんな頼れる大人のヒビキさんから、明日夢くんはじめ、思春期の悩める子供たちへのメッセージ。自然と困難に立ち向かっていく勇気湧いてくる曲です。
2005年03月20日
オリジナルCD
2005年03月17日
難しく考えないで聴いてみませんか?
元々クラッシックピアノを習っていたということもあって、ピアノが使われている音楽って好きです。また、大野雄二さんのルパンやコブラのジャズっぽい曲も好きだから、ジャズを聴くのも抵抗ありませんでした。別にジャズ通というわけではないのですが、角川映画の「キャバレー 」という映画で知った『LEFT ALONE』という曲が聴いてみたくて買ったCDでした。実は、映画観ていないんです。原作本を読んでいるうちに、主人公が演奏する曲『LEFT ALONE』の方に興味が移ったのでした。(笑) それは、ビリー・ホリディという女性歌手の生涯が、とても重くて、辛い人生を送った彼女がどんな歌声で歌ったのだろう? でもね、このCD、ビリーホリデーの歌声は入っていないのです。(泣)彼女のピアノ伴奏者をきわめたマル・ウオルドロンが、ホリディの死後に捧げた追悼アルバムの為、生前ホリディが歌っていたパートを、アルトサックスのジャッキー・マクリーンが切々と吹いているんです。そのサックスの音色が、とても哀愁を帯びていて、まるで人が歌っているように聴こえてくるから不思議です。実は、この『LEFT ALONE』。ホリディが晩年に作詞した歌にマルが曲を付けたものなので、残念なことに彼女の録音は残っていないそうなんです。だから、このアルバムがオリジナルなのかもしれません。
『LEFT ALONE』を知るきっかけとなった映画です。僕は栗本薫さんの原作しか読んでいないのですが、ジャズというものが、殆ど打ち合わせなくても、コード進行をちょっと決めて、ベース、ピアノ、サックスとそれぞれの演奏者がセッションしながら、即興で曲を作っていく場面に、物凄く惹かれたのを覚えています。レフト・アローンのCDアルバムの中でも、演奏の高揚感からか、つい鼻歌じゃないけど、乗ってきて声がでているし、それがよりセッションしているんだぁ〜という臨場感に繋がるんです。暗い部屋で、木製のスピーカーの前で聴いていると、まるで目の前で彼らが演奏しているよう。どうしてこんなに物哀しく感じるんでしょう。ジャズの良さを理解するには、全くの素人ですが、小説にも出てきた黒人の差別社会に対する哀しさなのか、ビリーが麻薬に走ってしまった境遇なのか、色々なことが余計に、そう思わせるのかもしれません。
映画では、ジャズボーカリストのマリーンさんが、『LEFT ALONE』を素敵に歌い上げております。マリーンさんのベスト・オブ・ベストというアルバムの最後に収録されています。
2005年03月14日
田嶋里香さん
僕の好きな歌手の方って共通しています。透明感のある歌声を持っているという点です。ただ、その歌声に出会う迄の過程って少しずつ違うのですけど。例えば、ブログを書いていて気がついたのが、お昼のドラマで使われていたパターン。下成佐登子さん、Voice がそうです。あともう一つのパターンがジャケット買いというパターンです。ここでご紹介させて頂いた例ですと、エリカさんです。で、ジャケット買いの場合は、試聴出来ればまだしも、そうでない場合が多くて、じゃぁどうやって選ぶの?というと、ジャケット写真から醸し出すオーラというか雰囲気がピンとくるかなんですね。田嶋里香さんの場合は、RIKA というアルバムをたまたま見つけたのですが、セピアっぽい写真の中に彼女の純な部分といいますか、白いオーラがその澄んだまなざしに見えました。結果、購入して正解でした。「この雨通り過ぎるまで」というご自身で作詞された曲が特に好きです。一見か弱そうに見える女の子の中にある凛とした強さみたいなものが、田嶋さんの澄んだ歌声と合っていて、聴いているうちに心が洗われていくような気持ちになります。田嶋里香というアーティスト名では、2枚のアルバムが発売されて終わってしまったようですが、2000年からは、柏木里香さんとしてナレーター業を中心にご活躍され、2001年からは森咲里香さんとしてご活躍されているそうです。公式ページは こちら からどうぞ。